恋人に親を外注するのは本能ではないですか
「彼氏に父親代わりを求めてしまう」「母親のような彼女に、駄目な自分を丸ごと受け止めてもらいたい」こういうのは、実際の親からの愛情不足ゆえに起こると言われる。でも私は、これって哺乳類の本能で、誰でもそうなんじゃないの?と思う。哺乳類は両親に育てられるのだから、我々が哺乳類である限り、強大な「親」を求めるのって自然じゃないですか?
「親」というのは、①懐が深く世話焼きで包容力がある保護者(庇護者)、②行く道を照らし手を引いて導いてくれる先導者、っていう2つの要素を持つと私は分析している。絶対的に強大で大きな安心感をくれるもの。
続きを読むものごころついた頃からずっとあるただぼんやりした不安
自分は幸せになるのにはふさわししくない人間だと思う。自分には人を不快にさせる部分が多くて存在するだけで迷惑。そのせいで何か言われて傷つくのが怖いから何もしたくない。自己否定と将来に対する不安と過去のネガティブな出来事の反芻で頭がいっぱいになる。何か一つの出来事でこうなったわけじゃなくて、生まれてから今まで毎日少しずつ心に蓄積されてきたものでこうなってるから、明確にどこで間違ったというのは浮かんでこない。ただ、全部自分の至らなさが悪いんだと思う。生まれてから今まで楽しかった期間が無い。そりゃ1日とか一瞬とかではあるけど、1年みたいな単位になると無い。何故か常にずっと苦痛を感じていて、そもそも生きることは苦行なんだと思っている。(この感覚が分からない人にはそんなことを言うなと怒られると思うが。)
続きを読む聖セバスティアヌスというゲイアイコン、ダイバーシティという科学
ブロードウェイミュージカル「Kinky Boots」を見てドラァグカルチャーに興味を持ち、RuPaul's Drag RaceでズブズブいってからSNSなんかでゲイカルチャーを見ているのだが、特定のアーティストがLGBTカルチャーで支持されていることが分かってきた。そのような人々は、ゲイアイコンと呼ばれている。元祖ゲイアイコンはハリウッドで映画オズの魔法使いに出演した子役のジュディ・ガーランド。
ジュディ・ガーランドはなぜゲイの人々から支持され、ゲイ・カルチャーのアイコンになったのか?
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WERQ THE WORLD TOKYO 2020/3/2 セットリスト
ジャニー喜多川の信念―ジャニーズトンチキワールドの解読
新型コロナウィルスの影響でコンサートや舞台が中止になる中、ジャニーズ事務所所属の13グループがYou Tubeにて無観客ライブの配信を行った。3月29日から4月1日の4日間にわたって配信されたライブ「Johnny’s World Happy LIVE with YOU」。私はその配信を見ながら、ある言葉の意味を考えていた。ジャニーズの舞台を見に行ったことがある人なら聞いたことのある言葉「Show must go on」。何があってもショーは続けなければならない。この言葉はジャニー喜多川の、エンターテインメントと世界平和にかける強い思いを象徴した言葉である。
世間一般ではジャニーズといえば歌番組やバラエティ番組のグループアイドルのイメージが強いかもしれないが、ジャニーさんとしてはそのようなタレント活動よりもミュージカル舞台をメインでやりたかったようで、私はジャニーズの神髄は舞台にこそあると思っている。ジャニーズの舞台はジャニーさんの思想のエッセンスが凝縮されいていて、「分かる人には分かる、分からない人にはさっぱり分からない」というカルトな、"トンチキ"とも言われる仕上がりとなっている。ジャニー喜多川プロデュースで何年も公演を重ねている作品は「SHOCK」「DREAM BOYS」「PLAYZONE」「少年たち」「JOHNNYS' World」など。
そんな舞台から読み取れるジャニーさんの思想を、私はこの3つに分類している。
①世界平和
②最高のエンターテインメントの追求
③少年愛
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