ストロー

頭の中の整理

小学生の時に描いたポスター

私が小学生の時に描いたポスターが看板に採用されて、家の近くにずっと立っている。私はこの看板が撤去されるのが怖いのである。私が1つこの世に認められたものが無くなるのが。別にこの看板が自分の中でそんな大きな何かというわけではないのだが、こういう小さいものも1つ1つ拾って全部並べて確かめないと気が保てなくなる時があるのだ。私はこの世に存在してもいい、私は世界に認められている。この看板が無くなってもいいと思うほどの大きく認められた何かが無い。看板化は学年で3人選ばれたのだが、1人は絵が上手くて、1人はアイデアが斬新だったので、絵も下手でアイデアも凡庸な私のポスターは、ポスターそのものよりもやはり学業成績や生活態度が加味されていたのではないか、としか思えない。絵が上手い人は他にもいたのに。